CONCEPT

木がもたらす良い関係

日本の風土において、木と生活は密接に関係しています。

私たちは林業を営む中でもっと生活に木の魅力を取り入れてもらいたいと思い、木の特性を生かした「木塀」を作りました。昨今の震災被害による倒壊の危険を鑑み、ブロック塀から木塀への置換も推奨されています。
近すぎない、拒絶しすぎない。プライバシーを守りつつも風通しの良い関係性。重要なのは程よい距離感なのだと私たちは考えます。長年「木材」と向き合った確かな技術で作り上げた木塀をわかりやすくセミオーダーキットで構成しました。
もっと気軽に「木」の魅力を。
そこにあるのは木漏れ日のような境界線です。

森との、良い関係。

日本の森林はその約4割が、建材用に植えられた杉やヒノキの植樹林になっています。それら針葉樹の木は、放っておくと細いく根の浅い木々が密集して地面を保持する力が弱くなり、土砂災害などの温床になってしまうため、定期的に人の手を入れることが不可欠なのです。近年は国内林業の衰退によってそういった放置林が大きな問題になっています。花粉などの問題もあります。増えすぎた木を人々の暮らしに活かすことが、日本の森を健康にすることに繋がります。

人々との、良い関係。

近年、地震などによって老朽化したブロック塀の倒壊事故が問題視されています。石や鉄と比べて軽量で柔らかい木材でできたSUKIは、万が一の危険から守ります。また木材のもつ優しい質感が、ご家族と通行人双方にとって”拒絶しすぎない”心地よい距離感をもたらします。

家族との、良い関係。

SUKIはセミオーダーの木塀キットです。お客様のスキルとやる気に合わせて、設置作業の一部から全部をご自身で行うことができます。ご夫婦やお子様と一緒に楽しく作れば愛着が沸き、お金も節約できてまさに一石二鳥。塗り直しの際に模様替え感覚で色が変えられるのも木製ならではの楽しみです。

お財布との、良い関係。

これまでは家のエクステリアを工事をお願いしたいと思っても、まずは工務店やメーカーに連絡し、現場確認を経た上でようやく見積が出るというのが一般的でした。私たちはその高いハードルを無くすため、必要事項を入力すればその時点で概算がわかるオープンな見積システムを作りました。まずは値段がわからなければ検討もできませんからね。

Our feelings.

目指したのは、木漏れ日のような境界線

BLAND NAME

木の特性や暖かな質感、自然に調和する佇まい。 木を活かすことで日本の文化を未来へ繋げていきたい。
SUKI (スーキ)というブランド名にはそんな思いが込められています。

STATEMENT

杉材の持つ特性を最大限に引き出した、
懐かしくも新しい木塀を作りたい。

SUKI 開発チーム
nishimura design.
西村 隆行
TWOOL inc.

和田 紘典

室岡林業 / 代表取締役

室岡 大蔵

室岡林業 / 開発・設計

中村 一明

杉材の特性とは

西村:木の魅力と言えばなんでしょうか?

室岡社長:一言では言い表せないほどたくさんありますが、木は本来生き物なので、そこからくる質感や一本一本異なる表情が魅力だと考えています。

西村:確かに触ってみると木材ってほんのりと暖かさを感じますね。

室岡社長:冬に触れば暖かく、夏には暑くなりすぎない特性がありますね。生えている時はもっと顕著ですが、製材した後もその特性は残ります。

西村:日本では建築でもずっと昔から木が使われていますよね。

室岡社長:そうですね。ほかの材料と比べたときの加工のしやすさと耐久性のバランスが最も取れているのが木材だと思います。また地震が多い日本では、欧米に多い石の家をなんかを作るわけにもいかなかったのでしょうね。

西村:地震に強いか。木塀でも同じことが言えるんですか?

室岡社長:ブロック塀などと比べればしなやかな木塀の方が断然有利ですね。本体も軽いので万が一の大惨事に繋がりにくいと言えると思います。

西村:見た目だけでなく本当に人に優しいということですね。

 

どんな住宅にもマッチするようシンプルに

西村:製品をデザインする上で意識していることはなんですか?

和田:まずは余計な装飾や作り手のエゴを排してシンプルにというところですね。

西村:作り手のエゴですか。完全にエゴなしで作っているんですか?(笑)

和田:まあ少しは残っていますが。。(笑)それらは機能性であったり耐久性だったりお客さんのメリットになるであろうというものだけです。

西村:意味のあるカタチってやつですね。

和田:そうなるよう心がけています。また木塀はわりと受注生産に近い製品なので、お宅のイメージに合わせたオーダー制作も大歓迎です。

西村:それって高くなったりするやつではないですか?

中村:そこは私に任せてください。ご予算も伺った上で、最適な構成をお客さま目線でご提案いたします。

和田:ということです!(笑)